5　「法隆寺釈迦三尊造像銘」拓本　　一巻
大谷大学博物館蔵
紙本墨拓
飛鳥時代（推古天皇三十一年＝六二三：原像）
Inscription on the Sakyamuni Triad of the Hoyu-ji
Asuka period,dated 623
Rubbing on paper
Otani University Museum

法隆寺金堂の本尊釈迦三尊像の光背銘の拓本。釈迦三尊は止利仏師の造立で飛鳥時代を代表する彫刻。 後背銘は聖徳太子・穴穂部間人皇女・膳大郎女の没時と金堂本尊の造立時期を伝えるもので、聖徳太子や法隆寺研究の基礎史料。 それによれば、太子と膳大郎女が相次いで病床につき、王后・王子と諸臣らがその平癒を願って造立を発願したが、その完成は太子と膳大郎女の没後であったという。